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こぐま保育園では、子どもたちの生活や成長に合わせて、いろいろな活動を行っています。
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「かごめかごめ」「あぶくたった・にえたった」など、子どもたちにも親しみやすく、みんなで楽しく活動できるわらべうたを取り入れています。
昔から伝わるわらべうたは、音域が狭く、未発達な声帯にも負担をかけることがないので、無理なく歌うことができます。このわらべうたには、子どもたちの発達・成長を促す要素が多く含まれているのです。
たとえば、リズムを体感し、音を聞き分け、形や数を認識し、歌詞の内容から文学にも触れることになります。また、お手玉やあやとりなどの道具を使う遊びは、身体や手指の発達を助けます。 |
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こぐま保育園では、情操教育に配慮して絵本を選んでいます。
子どもたちは、お話を聞いたり、絵本や紙芝居を見るのが大好きです。大きい子たちは自由に絵本を手に取り、小さい子たちには、大人が読み聞かせをします。
聞くこと、見ることなどの文学的体験をとおして、人間としての豊かな感情が育ち、また文化を伝えていくことにもつながると考えています。 |
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子どもたちは、遊びのなかでも走ったり跳んだり転がったり、いろいろに身体を動かしています。体育では、子どもの「動きたい」という要求と、もっと上手になりたい、難しいことに挑戦してみたいという気持ちを大切に、楽しく身体を動かすことを基本にしています。
そして、意図的・系統的なはたらきかけをとおして、ただ好き勝手に動くだけではなく、自分の意思で自分の身体をコントロールできる力をつけていきたいと考えています。それは、大人の話を聞くことができる力、その言葉通りに身体を動かせる力、ルールを理解し守ることができる力、空間感覚、利き手・部位の名称など自分の身体のことが分かる力などです。
5歳児では、より難しいことに挑戦したり、競争をしたりすることも楽しくなっていきます。
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5歳児では、保育士の指導のもとに、子どもたち自身で料理を作ります。
「トンカツを作ってみたい」「バナナケーキも作ろう!」「お豆腐を手の上で切る体験をさせたい」など、みんなで何を作るか話し合って決めます。
園庭の畑で収穫した野菜を使うこともあります。自分たちが作った野菜、自分たちが作った料理だからこそ、苦手な食材を食べられるようになることもあります。小さい子どものために食材を細かく切るなど、周囲への気配りを身につけることもできます。
子どもたちは、本当にクッキングが大好きなのです。
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3歳児以上になると、自分の身の回りのことは一通りできるようになります。そこで、こぐま保育園では、それぞれの年齢に合わせた目標を立て、子どもたちが「仕事」をできる環境づくりをしています。
自分より小さい子には自然と手を貸す。異年齢保育の生活のなかでは、それが子どもたち自身の喜びとなります。そして、職員とともに自分たちで決めた仕事をしていくことで、他人を思いやる気持ちや、自信や誇りが養われていきます。
自分の行動に対して、周りから「ありがとう」と言われることが、子どもたちにとっては何よりうれしいことなのです。
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年間目標…大人の手伝いをすることに喜びを感じる。 |
・集団のためにする仕事の役割が、少しずつ分かる。
・身の回りの始末の仕方を身につけ、習慣化する。
・軽食の配膳から始め、食事の配膳も少しずつできるようになる。
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年間目標…身の回りの始末がだいたいできる。 |
・自分の持ち物や、クラスにあるものを大切にする。
・みんなのための仕事や、園全体のための仕事にも少しずつ参加していく。 |
当番の仕事…始めは保育士の助けを借りて、食事や軽食の配膳をし、徐々に自立してできるようになる。 |
・課業のとき、道具の出し入れなども手伝う。 |
おうちの仕事…片付けはみんなで協力し、それぞれの場所に片付ける。 |
・年末の掃除をする。(窓拭き、床みがき、くつ箱・クロークの掃除)
・人工芝の掃除を手伝う。
・遊具を洗う。
・生き物の飼育や、米とぎの仕事をドンドンより引き継ぐ。
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年間目標…身の回りの始末を自立してできる。 |
・友だちや大人が困っていたら、力を貸してあげる。
・小さい子どもたちのために、力を発揮する。 |
当番の仕事…食事の配膳。 |
・軽食の配膳。
・配膳後に自分のグループの子どもに声をかけ、食事に誘う。 |
おうちの仕事…課業の手伝い。 |
・米とぎ。
・クッキング。
・生き物の飼育。
・片づけをみんなで協力して、それぞれの場所にきちんと片付ける。
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